せどり歴3年目の主婦がこれからせどりを始める人に伝えたい事(収入・失敗談あり)

せどりを副業としてガッツリ1年間取り組んでみての失敗や成功ポイント、現在自分のペースでゆるく続けているせどりのスタンスについてお話ししたいと思います。

このブログを書いている人

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  • 40代専業主婦
  • 小学生と幼稚園児のいる4人家族
  • Twitterと、趣味で裁縫系YouTubeやってます


このブログを読んでわかること
  • 私が行っていたせどりの手法
  • せどり初心者は1年でどのくらい稼げるようになるのか
  • 積極的なせどりを辞めた要因(失敗談)
  • せどりをやって良かった事
  • これからせどりを始める方に伝えたいこと


HAS
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辛口です。

せどりに対して希望に満ち溢れている方は回れ右推奨です。



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私がやっていたせどり方法


まず私自身が真剣に1年間取り組んでいた時のせどり方法についてです。
当時使っていたツール(アプリ)が今では使えなくなっているのでこれから始める方の参考になるかは分かりません。おそらく代わりになるツールが出ていると思いますが現在は以前のようにせどりに積極的に取り組んでないのでツールの詳細についてはご了承ください。


最初は店舗せどり


私がせどりを始めようとしたきっかけはYouTube動画です。「誰でも簡単に」とか「安く買って高く売るだけ」って言葉につられて好奇心から視聴し始めました。

当時は実践方法を実店舗に行って見せてくれる動画がたくさんあって、商品のバーコードを読み取ってモノレート(現在サービス終了)というアプリで市場価格と比較して利益が出そうなら仕入れてAmazonやメルカリで販売するという手法が主流でした。

物は試しと思って実際に家電量販店に行ってバーコードを読み取ってみましたが利益が取れそうな商品なんて全くありませんでした。

YouTubeではいとも簡単に商品を見つけていたのに実際は思うように出来ず、ガッカリしたのが正直なところでした。


HAS(ハズ)
HAS(ハズ)

今この記事を書きながら2年前に参考にしてたYouTuberを探してみましたが見当たりませんでした。ざっと確認したところ当時見てて今も現役でせどりYouTubeを続けているのは1人だけでした。参考にしてたブロガーさんも更新が止まってたりしてます。
せどりは始めやすくて続けにくいこれに尽きると思います。


そこから何店舗か回ってやっと見つけた1番最初のせどり商品が電卓でした。商品切り替えで在庫処分価格になっていた電卓が、使いやすいのか何なのか分からないけどネットでは定価のまま激しく売れてました。売れ行きもアプリで確認できたので、売れると確信して在庫がある分全部仕入れて(といっても3個くらいしかなかったです)同じ商品を求めてまた数店舗回りました。
結局見つかったのはその電卓3個だけで他店では売り切れていて在庫がなかったです。この時点で利益に見合わないガソリン代と時間を消耗している事に気づいて、それからは近場の店舗で利益商品を見つけたら電話で他店舗に問い合わせるという事を覚えました。

効率性を重視して電脳せどりに移行

店舗せどりは色々な店舗が仕入れ先になるので近場で色々と足を運んでいましたがこれが結構大変で、とにかく時間と労力を使う割に利益率が悪く、1日探し回って利益商品ゼロもザラでした。店舗も無限にある訳じゃないので行き尽くす、利益商品も取り尽くす日がやってきます。そこで次に実践したのが電脳せどりです。

電脳せどりとは

ネットで仕入れてネットで売る。ネット完結型のせどりです。

例:楽天ポイントせどり


せどりを継続してやっていると少しづつ、定価を超えても売れる商品や回転率が良い悪いの知識がついてくるので、それをリスト化してネットで安く仕入れて定価かそれ以上で売ることが出来ていました。


HAS(ハズ)
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販売方法は主にAmazonのFBAでした。急ぎの時やAmazonで出品できない物はメルカリでも売ってましたが売れるスピードは圧倒的にAmazonの方が上でした。


せどりの月収

最初は数百円、数千円でしたが、4ヶ月後には5万円を達成しました
副業で5万円はせどりを始めた頃の目標金額でしたし達成した月は嬉しかったけど、正直言って「これだけ頑張って5万円か」という思いでした。

不労所得とは程遠くリスクがついて回るので割りに合わないと思いました。そこからの利益は横ばいで最高でも収益が10万円に届くことは無かったです。次第に積極的に仕入れすることを辞めて、受動的な仕入れへと変化して今に至ります。

積極的なせどりを辞めた要因(失敗談)

副業としてはまずまずの収入だったのに何故せどりを辞めてしまったのか。理由はたくさんあるのでリストにしてみます。これからせどりを始める方はこういう大変さがあるよって事を頭に入れておくといいと思います。


  1. 在庫が大量に家に積み上がる
  2. 自転車操業なので常に現金が必要
  3. 利益を生活費に充てる場合、資金管理が大変
  4. 売れずに残る商品や赤字で売る商品が増えてくると精神的にきつい
  5. Amazonからのメール1通で突然売ってはいけない商品やメーカーが発生する
  6. 仕入れ先が使えなくなるリスク
  7. 出品作業・梱包作業が大変
  8. モチベーションの維持が難しい


在庫が大量に積み上がる


せどりは当然のことながら商品を一旦手元に抱える必要があるので買った分の在庫が家の居住スペースを圧迫します。それが嫌でAmazonのFBAに在庫を送っていたのですが、すぐに売れない商品は家に置いていたし長期間売れないとAmazonから在庫保管料を徴収されるのである程度は家に在庫が積み上がる状態になってました。

自転車操業なので常に現金が必要

せどりにはまず現金が必要です。買ってすぐに売れれば良いですが、売れるのに時間がかかると売れるのを待っている間にも仕入れはするので、どんどん現金が出ていきます。やっと売れても手元に現金が入金されるまでに日数を要するし、売れた物に必ず利益が出るとは限りません。
ブログやYouTubeは失敗しても損失はたかが知れていますが、せどりの失敗はダイレクトに財布に響くので相当の覚悟を持って取り組むべきです。

利益を生活費に充てる場合、資金管理が大変


せどりで得た利益を仕入れに使うだけの金銭的余裕がある方は良いですが、利益を生活の足しにしようと考えている方は要注意です。先程言ったようにせどりはとにかく現金を必要とするビジネスなので生活に余裕がない、限られた貯金で始める場合は精神的にギリギリに追い込まれる危険性があります。帳簿を付けるなりして資金管理をしっかりしていないとあっという間に貯金を使い果たして仕入れが困難になったり、仕入れに使っていたクレカの支払いができないといった事態に陥ります。

売れずに残る商品や赤字で売る商品が増えてくると精神的にきつい


当然ですが仕入れた商品がずっと売れないリスクがあります。仕入れた途端に価格が暴落する事もよくあり、資金繰りの関係で早く売りたくて安値で売った挙句、手数料や送料を引かれて儲けが仕入れ時の想定よりかなり下がってしまう事も多々あります。

Amazonからのメール1通で突然売ってはいけない商品やメーカーが発生する


私の場合Amazonを販路にしていたので、Amazonの販売ルールに従う必要がありました。

今もそうだと思いますが、Amazonは個人扱いの商品を含めて自社で販売する商品へのクレームが多い事から新規参入者には厳しい規制を儲けています。

例えば特定のメーカーを売ってはいけない、とか特定の商品を売ってはいけない。といった規制があって普通にAmazonに納品して売っていた物でも突然メールがきて「規制対象になるので今すぐ商品をAmazon倉庫から送り返す手続きをしてください」と言われます。

Amazonで売る事を想定に仕入れていた商品をメルカリなどで販売しなくてはいけなくなりますが、その場合大抵かなり損をする事になります。例え新品でも同じ商品をAmazonより高い値段でフリマアプリで買う人はいないからです。

仕入れ先が使えなくなるリスク


せどりは常に仕入れ先探しが必要です。やっていると継続して利益商品が見つかる仕入れ先があったりするのですが、安定して仕入れができていてもずっとは続かないというリスクがあります。

例えば私の場合、せどりを始めて間もない頃Qoo10というサイトで仕入れた商品をメルカリで少し利益を乗せて売るとよく売れていました。利益率は低かったですが回転率は良くて安定した仕入れ先になっていました。それがQoo10自体がCMを打って広く知れ渡ってくると当然ですがメルカリでは売れなくなってきます。同じ事をする人も増えてくるし利益率は下がる一方でした。

出品作業・梱包作業が大変


メルカリやラクマのフリマアプリに出品するのもAmazonに商品を送るのも出品作業が必要です。Amazon納品もただ商品をダンボールに入れて送ればいいという訳ではなく指示された梱包要件があればそれを満たしていないといけないし、値札のようなバーコードを作成して貼り付ける地味な作業が必要です。これは分業制にしたいくらい大変でした。

仕入れ・出品作業・梱包作業・資金管理etc…。やる事が多いので本業がある場合は余暇を全て投げ打って取り組む必要があります。

モチベーションの維持が難しい


楽しいと思えないし、誰かの役に立っている気がしない。というのが率直な感想です。

最初の頃、店舗に行って物色している内はまだ楽しめていましたが電脳せどりに移ってからは自分のスキルが積み上がっている気がしなかったし、世間の転売に対する嫌悪感も高まっていたので誰にも言えず、店舗せどりにしても店員さんに隠れてコソコソやらなくてはいけないのもストレスでした。


HAS(ハズ)
HAS(ハズ)

一応名誉の為に言わせて頂くと、買い占めや品薄の商品をかき集めて高額転売といったいわゆる「転売ヤー」な事はしてません。が、胸を張って人に言える副業ではないです。


せどりをやって良かったこと


先程スキルが積み上がっている気がしない。と言いましたが、せどりから離れてみて全くスキルが身に付かなかったかと問われると、そうとも言い切れません。今でもふと立ち寄ったお店で大安売りで投げ出されている商品に出くわすと、定価で買われる需要があるかどうかの判断は大体つくし、自分が欲しいものを買うときにどこで買えば1番安く手に入るのか頭に入ってます。


HAS(ハズ)
HAS(ハズ)

残念ながら良かったと思える事はこれくらいです。誰も手に入れる事ができない価値のある商品を見つけてきて商売にするのなら社会的に貢献してるって思えるけど、そんな事は商社がやってくれてるし、無くても誰も困らないビジネスって価値ないよなぁって思ってしまいます。


せどりで終わらず次のステージを見据えて発展させていかないと副業止まりなのは勿論でアルバイトでもした方がよっぽどリスクもなくて社会貢献度が高いです。


これからせどりを始める方へ

せどりを仕事や副業にしていくつもりならどうやって不労所得につなげるか、ビジネスとして形にするか、等の構想がないと途中で挫折する可能性が高いと思います。永遠にできる事じゃないと思います。


現在のせどりとの付き合い方

現在もせどりはゆるく行っていて、以前と違う点は「せどりの為だけにアクションはしない」「高需要、高利益率の商品しか仕入れない」これが私にとって最善のせどりとの付き合い方です。

たまたま立ち寄った店舗に需要があるのに大安売りになっている商品でかつ高利益率の物があれば買って定価より少し安く売る。これなら店舗にとっても自分にとっても購入者にとっても利益がある状況が作れていると思えます。直近の利益は先月で2万円程度。これが毎月ではないですが(せどりをしない月もあります)頑張っていた頃よりも楽に臨時収入になっています。


最後に一言

せどりから始めてビジネスに発展させる方もいるのでやってみる価値はあると思います。
始める時は金銭的、精神的覚悟をお忘れなく!
セミナー体験、商材購入体験、オンラインセミナー体験は需要があればまた記事にしたいと思いますのでコメント下さい。


以上が私がせどりを真剣に1年間行った正直な感想でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。誰かの参考になれば幸いです。

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