息子が友人の車の中で盛大に嘔吐しました。ビニール袋がすぐ側にあったのに、手を添えるでもなくそのままシートにぶちまけました。
他人の車で嘔吐した時の弁償は個人賠償責任保険でカバーできます
我が家が入っていたのは自動車保険に特約で付けるタイプの個人賠償責任補償特約です。
状況は友人が運転する友人の自家用車の後部座席に座っていた息子が走行中に車内に嘔吐。目的地が目の前だったので、到着してからマットを洗いシートに付いた汚物を拭き取りましたが当然強烈な臭いは消えず、友人にはクリーニングに出すようにお願いしました。もちろん費用は我が家が支払うつもりでした。
クリーニング費用やどこに車を出せば綺麗に臭いまで消してくれるのかをネットで調べている最中に、「保険が使えるのではないか」と思いつきすぐさま自動車保険を契約しているチューリッヒ保険会社に電話で聞いたところ、保険で弁償してもらえるとの事でした。
この時、保険を思い付いた自分を褒めてあげたい。
自動車保険付帯の個人賠償責任補償特約を使っても等級には影響なし!
友人はクリーニングなんて出さなくてもその内臭いも消えるよ。なんて言ってくれていたのですが、保険が使えそうという話をして、クリーニングに出して綺麗にしてもらうようにお願いしました。
自動車保険に特約として付けている個人賠償責任補償を使う事を説明すると、自動車保険の等級に影響があると心配してくれた友人。
個人賠償責任補償特約を使っても自動車保険の等級には影響がありません。
嘔吐で汚れた車内のクリーニングはどこに出せばいい?
クリーニングをどこに出そうという話になって調べたのですが、オートバックスは新型コロナ感染症の影響で嘔吐のクリーニングは受付不可、近くにあった車専門の清掃業者は臭いまで完全に消えるか保証できない。という事だったので最後にカーディーラーに電話。
息子はこともあろうに後部座席のスライドドアに付いているスピーカーの網目の中にも吐いていたのですが、スピーカーの清掃もしてくれて臭いも消えます。と約束してくれました。
心強い示談交渉サービス
友人の計らいで、ディーラー側に全て保険内で清掃するように、保険がきかない部分の清掃はしないようにお願いしてくれました。
そうすると、ディーラーの担当者は慣れたもので、保険屋さんと直接話をして保険内で収めます。ということでここから先は全てディーラーさんと保険屋さんとの話し合いの中で話が進んでいき、あっという間に清掃&保険支払いが完了しました。
支払いは保険屋とディーラー間で済ませてくれたので私の出番はゼロで、臭いも完全に消えていました。
クリーニング代金は約6万円。入ってて良かった個人賠償責任補償特約。
今回のケースは示談交渉サービスとは少し違いますが、損害を与えた相手が他人だった場合、示談交渉サービスが付いていると心強いです。
絶対に入っておくべき個人賠償責任保険のメリット
個人賠償責任保険の大きなメリットは少ない掛け金で多くの補償を得られる点にあります。
また、子供がいる家庭では子供の予期せぬトラブルに対応できるのも心強いです。
個人賠償責任保険が使えないケース
日常で起こる偶発的な事故対応に最適な個人賠償責任保険ですが、保険が適用されないケースもあります。詳しくは加入されている保険の約款を読んでいただくのが1番ですが、主な保険金支払いNG例をあげておくので参考にされてください。
- 仕事中の事故
- 家族間での事故
- 他人から受託した(借りた)物の破損
- 車両の使用で起きた損害
- 故意による損害
中にはスポーツ中に起きた事故については補償の対象外とする保険会社もありますが、私の加入しているチューリッヒ保険ではゴルフ中の事故にも対応、となっているので、それぞれの保険会社で確認が必要です。
個人賠償責任保険を選ぶ際の注意点
新しく個人賠償責任保険に加入する場合に注意すべき点をまとめました。
- すでに加入している保険やクレジットカードの付帯契約と内容が重複していないか
- 補償範囲(補償が本人のみになっていないか)
- 希望する補償範囲をカバーできているか
すでに加入している保険やクレジットカードの付帯契約と内容が重複していないか
新しく契約する際は現在加入している保険の特約やクレジットカード付帯の保険と重複していないか確認してください。複数の個人賠償責任保険に加入していたとしても受けられる賠償額は変わらないので要注意です。
補償範囲(補償が本人のみになっていないか)
クレジットカード付帯の個人賠償責任保険は補償の範囲が本人のみとなっている場合があるので確認が必要です。
希望する補償範囲をカバーできているか
保険会社によって内容が少しづつ違うので、自分が欲しい補償(スポーツ時の補償や海外での補償など)が得られるのかを確認してください。
チューリッヒの個人賠償責任補償特約は車両の事故で起きた損害には保険が適用されません。
(例:子供が駐車場でドアを開けた時に隣の車にドアをぶつけた)
どんな補償が自分にとって必要なのか色んな保険を見比べて決めたいですね。
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